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お知らせ

2023年10月22日

実験体験

理系進路選択のロールモデルについてのインタビュー(阿南工業高等専門学校)

理系進路選択のロールモデルについてのインタビュー

 

高専生へのインタビュー

 

質問

①理系を選択したきっかけ

②今、高専で学んでいること

③将来の夢

④進路について悩んでいる女子中高生に向けて一言

 

 

さくら(高専3年生-専攻:電気):

①AIが進化している中で、エンジニアは大人になっても需要があると担任の先生にアドバイスをもらったからです。また、文系が得意だったため理系も出来るようになった方が良いと考えたからです。

②電気の性質、エネルギーを利用した製品について、LEDを使った作品について、レーザーについてなど、電気の性質から応用まで幅広く学んでいます。また学生が模擬会社を立ち上げ社員として働く授業があり、グループとして働く難しさや周囲をまとめるリーダーの大変さを学んでいます。

③課外活動でLEDを利用したイベントを手掛けており、LEDにかかわる仕事やイベントに携わりたいと考えています。具体的にはブライダルオペレーターや空間演出エンジニアのような、システムの開発やイベントの演出を手掛ける仕事に就きたいです。

④オープンキャンパスに参加したり実際に通っている人に聞いたりしてイメージをつけることが大切です。また制服のデザインがかわいいところに行くと通学が楽しいです。

 

 

めい(高専3年生-専攻:建設)

①元々数学が好きで、人々に必要とされているものづくりの仕事に就きたいと考えていました。そこで、自分の可能性を広げられる勉強をするために高専への進学を決めました。

②普通科高校では学べない専門的な学習をしています。私が専攻している建設コースでは、測量、土質工学、水理学、構造力学、デザイン設計など、計算する科目が多いです。また、建築甲子園などのコンテストにも取り組んでいます。

③細かい分野は定められていませんが、建設コンサルタントを目指しています。

④自分の将来について悩む人は少なからずいると思います。まずは、自分から進んで調べて知ることが大切だと私は考えます。興味があるもの、なかったもの、何でも良いので、視野に入れてみましょう。

 

 

 

卒業生へのインタビュー

 

質問

①理系の道を選択した理由

②理系の学校で学んで良かったこと

③今どんな仕事をしているか、さらにどんな姿に成長していきたいか

④進路について悩んでいる女子中高生に向けて一言

 

 

こはる(高専卒業2年目-専攻:電気)

①数学には必ず明確な答えがあり、決まった手順を踏むと絶対に答えを導き出すことができます。また、理科は世界の不思議を実験やデータの分析から導き出すことができます。好奇心旺盛でどんなことも知りたい私は、自然と理系の道を進みました。

②専門的な分野を学ぶことができ、個性豊かな素晴らしい先生方とマンツーマンで議論できたことが良かったです。自分の能力を高めようと思えば思うだけ、高専にはそれに必要な設備と環境が整っていて、専門的な道を近道することができました。

③私は会社に入社以来、検査用カメラに関わる仕事をしています。各製品に対しての適切なカメラの選定・照度調整が主な業務ですが、品質の向上・安定・不具合を出させない工程構築を目指し、検査精度アップに貢献する改善、新規設備の導入、自動化・AI技術に向けたプログラミングにも取り組んでいます。そして今年、電験三種を取得し、電気課の業務にも携わるようになりました。これから、新しい業務に携われることが楽しみです。諦めの気持ちは捨てて、これからも様々なことに挑戦していきたいです。

④自分が一番したいこと、どんな仕事に就きたいかをしっかり見極めること、そして、その気持ちに正直にまっすぐ進むことが大事だと思います。新たな進路へ踏み出し変化するこのとき、何か大きな壁を乗り越えなければならないような不安な気持ちになるかもしれませんが、そんな心配はいりません。そこは同じ自分なのです。気負わず自分らしさ全開で!皆さんの進路選択が笑顔につながることを祈っています。