子ども科学館

屋外展示

 

「屋外展示」はこんなところ

展示テーマに対応し、屋外環境を科学のフィールドとして活用した『スケールのプロムナード』、自然との共生体験を森の森の成長や自然観察を通して実践する『自然の再発見』の2つのサブテーマで構成されています。

 

「屋外展示」で人気の展示物をご紹介します!

(6)ゴロゴロコースター

手動と電動の2コースがあり、
ボールがいろいろなルートに分かれて
さまざまな音を出しながら転がり落ちてきます。

物体は高さに比例する位置エネルギーを持ちます。
ボールは下降するに従って位置エネルギーを失いますが、
位置エネルギーは音や熱に変化し、
エネルギーの総和は一定に保たれます。

このエネルギー保存の法則を楽しみながら観察することができます。

(7)あすたむの森(概要)

子ども科学館の竣工を記念し、平成12年11月5日にコジイ、クロガネモチ、ヤブツバキなど25種類の常緑広葉樹や、クヌギ、クリ、ヤマザクラなど10種類の落葉広葉樹の苗木約6000本を子どもたちが植樹しました。できるだけ自然に近い森となるよう、徳島県産の種子から育てた苗を植樹しました。10年後には枝をはり、鳥や虫や小動物も集まる緑豊かな森に成長します。成長のようすを見守りつつ、森のはたらきについて考えていきます。

あすたむの森(鳥の巣広場)

木と石の素材に囲まれた2カ所の広場があります。

中央の樹上には、鳥の巣をシンボライズした
デッキをそれぞれに設けました。

樹上のデッキから眺めることにより、
鳥のヒナになった感覚が楽しめます。

また、2つの巣を結ぶ吊り橋を渡ることもできます。

あすたむの森(クモの巣広場)

ロープで編んだ巨大なクモの巣状の遊具です。

自分が、クモやクモの巣に掛かった虫になった感覚で
ロープに登って遊ぶことができます。

あすたむの森の移り変わり

2003年8月頃の様子です。奥に見えるのが子ども科学館です。

(8)ビオトープ

ビオトープとは“たくさんの生き物たちがくらせる場所”という意味です。このビオトープでは、水辺、湿地、草むら、石積み、林など多様な自然環境を再現しました。「エコトンネル」を通ってまわりの自然からも小動物がやってきます。また、動物が休息したり、巣づくりしたりできる場所も設け、動物の集まりやすい環境をつくりだしました。どこにどんな生き物たちが集まり、くらしているのでしょうか。観察小屋や観察デッキからそっと探してみてください。

太陽光発電

家庭用の太陽光発電モジュールを16枚設置しています。太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変えゴロゴロコースターを動かしており、最大2000Wの電力を作り出すことができます。また、モニターで電力や電力量などを見ることもできます。

(1)徳島ウォーク

東西11.4m、南北8.4mの巨大な徳島県地図を165枚の陶板(1枚60㎝角)を使ってつくりました。
原図は国土地理院発行の2万5千分の1の地形図ですが、これを拡大し1万分の1の縮尺にしてあります。
地図の上に乗って自分の家を探してみてください。自分たちの住んでいる町や村の位置を確かめるとともに、徳島県の大きさを感じることができます。

(2)ランドサット徳島

地球観測衛星ランドサット5号から撮影した四国東部の写真を、1.2m角のカラー陶板に焼き付けました。
徳島県を含む周辺地域の三角州や四国山地の起伏など、地形のようすをはっきりと確認することができます。また、徳島県を東西に貫く中央構造線(大きな断層)の位置も確かめることができます。

(3)太陽系の惑星たち(概要)

太陽系を構成する9つの惑星(オブジェ)の大きさは、プラネタリウムのドーム(直径約28.8m)を太陽としたときの約5千万分の1の比率で表されています。また、太陽から各惑星までの距離は、水星の横にあるコンクリート壁の展示解説プレートの位置に太陽(ドーム)の中心があると仮定し、大きさの比率のおよそ700分の1で表されています。各惑星の横に立って見てみると、他の惑星の大きさや位置関係、太陽系の広がりを実感することができます。
(国際天文学連合が太陽系の惑星の定義を制定した結果、冥王星は惑星ではなくなりましたが、当面はそのまま冥王星を含めた展示となっていますので、ご了承ください。)

太陽系の惑星たち(水星)

プラネタリウムのドームを太陽とすると、水星の大きさは直径約10cmです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ1kmの位置になります。
水星のオブジェは、標柱の割れ目に挟まれるように設置しています。標柱に隠された部分の大きさもイメージしてみましょう。

太陽系の惑星たち(金星)

プラネタリウムのドームを太陽とすると、金星の大きさは直径約25cmです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ2kmの位置になります。
金星のオブジェは、標柱をくり抜いた半球状の凹面で大きさを表しています。

太陽系の惑星たち(地球)

プラネタリウムのドームを太陽とすると、地球の大きさは直径約26cmです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ3kmの位置になります。
地球のオブジェは、半球状の凸面で大きさを表しています。大きさのよく似た金星と比べてみましょう。

太陽系の惑星たち(火星)

プラネタリウムのドームを太陽とすると、火星の大きさは直径約14cmです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ4.5kmの位置になります。
火星のオブジェは、標柱に埋め込まれた球状の黒御影石で大きさを表しています。

太陽系の惑星たち(木星)

プラネタリウムのドームを太陽とすると、木星の大きさは直径約3mです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ16kmの位置(鳴門市付近)になります。
木星のオブジェは、長方形の並立するステンレスパネルに木星が衝突した後に残ったような凹面で表現されています。

太陽系の惑星たち(土星)

プラネタリウムのドームを太陽としたときの土星の大きさは、直径約2.5mです。土星を取り巻く輪に削られた溝は、カッシーニの間隙を表しており、内側がD・C・B環で、外側がA環です。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ30kmの位置(脇町付近)になります。

太陽系の惑星たち(天王星)

プラネタリウムのドームを太陽としたときの天王星の大きさは、直径約1mです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ60kmの位置(池田町付近)になります。
天王星オブジェは、球体を半分に割った形にに表しています。一方向から見て、同じ大きさのものを凸面と断面で確認してみましょう。

太陽系の惑星たち(海王星)

プラネタリウムのドームを太陽としたときの海王星の大きさは、直径約1mです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ95kmの位置(神戸市付近)になります。
海王星のオブジェは、円形のステンレスパネルを並立させて大きさを表しています。正面から見ると長さの異なる直線の並びで円形が表されおり、真横から見ると円形の平板が積み重なり立体的に見えます。

太陽系の惑星たち(冥王星)

プラネタリウムのドームを太陽としたときの冥王星の大きさは、直径約5cmです。大きさと同じスケールで展示物を配置すると、およそ120kmの位置(大阪市付近)になります。
国際天文学連合が太陽系の惑星の定義を制定した結果、冥王星は惑星ではなく dwarf planet (矮惑星あるいは矮小惑星)という別種類の天体に分類されました。
冥王星が惑星ではなくなった理由のひとつに、他の惑星に比べてその大きさが小さいことがあげられます。オブジェの大きさを比べてみて、その違いを体感してみてください。

(4)地球年代記パス

およそ46億年の地球の歴史の中で、地球上に生物が存在した証拠が化石として数多く残されているのは、およそ6億年前の古生代になってからです。
この展示では、およそ100mの小道に、古生代から現在に至るまでの地球の歴史を、各時代の代表的な化石などにより紹介しています。歩きながら各時代の長さを体験したり、人型パネルの横に立って過去を振り返ってみると、地球の歴史の中で人類の歴史の短さを実感することができます。

(5)かげぼうし時計

アナレンマ式とよばれる日時計の一種です。中央には年間の太陽高度の変化に合わせて、毎月1日、春分、夏至、秋分、冬至の位置を表示した中心線を表示しています。
時刻を知るためにはまず、中心線の今日の日付に近い位置を探します。次にその位置に足の中心を合わせて立ちます。すると、自分のかげぼうしが時刻の目盛りを指し、今の時刻を知ることができます。

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